闇の左手
ようやく、読了。後半のゲンリー・アイとエストラーベンの氷原の旅からは、一気に読み進んだ。旅の終わりのあたりは、読んでる自分も切なくなる。
物語の間に挿入されているゲセンの伝説がまた(・∀・)イイ!! 読み終わったとき、エストラーベンの運命とリンクしてたことに気がついた。
「光は闇の左手 暗闇は光の右手。」って、ゲド戦記のエアの創造の歌「ことばは沈黙に 光は闇に 生は死の中にこそあるものなれ」と共通したものがあるような。相反する2つのものが、じつは一つであるという、なんとなく東洋的な雰囲気が、ル=グインぽいなあと思った。
- 作者: アーシュラ・K・ル・グィン,Ursula K. Le Guin,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1978/09/01
- メディア: 文庫
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