中島敦
今日の朝日新聞の『袖のボタン』(丸谷才一)を読んでいたら、「中島敦の再評価の機運が熟してきた」とありました。
へぇ〜、そうなんだ。
中島作品は、漢字が多くて取っ付きにくく見えますが、すっきりしてカッコイイ文体、短編が多く読みやすいので、未読の方はぜひどうぞ。『山月記』が、国語の教科書でおなじみですね。
あれで、堅物のように見えても、実は学生結婚してたり、南洋から家族に送った手紙の良きパパっぷりなど、なかなかチャーミングな人。
思い起こせば、10代の時、偶然読んだ『李陵』でハマり、卒論のテーマに『悟浄出世』と『悟浄歎異』を選んだ自分です。12国記OLでも、中島ネタでつけた名前のキャラ使ってました(笑)
ちなみに『悟浄…』は、ややマイナーな作品ですが、『西遊記』好きな方だけでなく、腐女子な方にもお勧めです(w
- 作者: 中島敦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/07/18
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- 青空文庫(作家別作品リスト:No.119)中島 敦http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person119.html#sakuhin_list_1