第6話 缶けり
塾帰りに工事中のビルで遊ぶ小学生3人を見たナオ。彼らは風を使っていた。再びナオは涼子と現場を訪れ、小学生と一緒に缶けりで遊ぶ。
しかしその後工事現場は閉ざされ、中で遊べなくなる。他所には5人で缶けりする場所を見つけられず、小学生の風を使う力も不安定になった。
とっても楽しい時を共に過ごして「またね！」と約束しても、「いつか」が訪れるとは限らないものだ。再び同じ場所同じメンバーで遊んでも、同じ盛り上がりにならなかったりする。共有した空間や時は、その刹那にしかないものかも。
小学生の時に、近所のコと遊んだ事を思い出した。
