眠レル蛙亭日記

2019.2.11 はてなダイアリーから移行しました。

The Relatives & Phil Miller

Virtually


Virtually

Virtually



ザ・リラティヴスの今年出たばかりの新作アルバム。
ストレンジデイズ8月号の記事を読んで購入しました。


「フィーチャリングとか、andとかさ、withとかさ、returnsとかさ、余計なもんでお腹一杯にするような(あまちゃんby天野春子)」という台詞がありましたが、

The Relatives & Phil Miller
Featuring special guest Richard Sinclair

お腹いっぱいどころか、大歓迎w
ギターにフィル・ミラー、そして
キタワァ*.゚゚・*:.。..。・:*.゚(n‘∀‘)η*.゚゚・*:.。..。・:*.゚
リチャード・シンクレアがヴォーカルで1曲だけゲスト参加です。


iTunes Store で、その曲“On My Mind”をさっそく試聴。
チラとしかその歌は聴けませんでしたが、リチャードの声を聴いてすぐにCDを注文しましたです。
(私は楽天で購入しましたが、オフィシャルサイトで直接買えるようです。)


ザ・リラティヴスは、ストレンジデイス8月号マーク・ハドリーのインタビューによると、ジャック・モンク(カンタベリーのレジェンド的な人物)に、オランダのキーボードプレイヤーのウィレム・ヤン・ドローグ、サックス&フルートのマーク・ハドリーの3人組。11年頃からフィル・ミラーがギグに参加するようになり、2ndアルバム“Virtually”のレコーディングにもフィルが参加と言う流れのようです。


ジャズっぽいですが、思ったより聴きやすいです。
お勧めは、5曲目と8曲目。


5曲目“Spaghetti”は、カンタベリーな雰囲気に溢れています。
マークがインタビューで「フィルは、僕が彼にこんなふうにプレイしてほしいと思ったように本当に演奏してくれた」と語っているように、フルートの旋律、軽快なアンサンブルに、フィルのギターが加わるとハットフィールド・アンド・ザ・ノースを感じますね。


8曲目“On My Mind”は、「ロバート・ワイアットかリチャード・シンクレアがこの曲を歌うことを考えてくれるか、彼らに聞くべきじゃないのかな?」とマークがフィルに相談して、リチャードが参加することになった曲です。
冒頭からピアノをバックにリチャードがしっとりと歌い、その声は若い頃と比べれば衰えを感ますが、いい感じの枯れ具合で聴かせてくれます。
ちょっとロバート・ワイアットのような儚げな味わいにキュンとさせられました。
フィルのソロパートも、いいなー。


ストレンジデイズ 2013年 08月号 [雑誌]

ストレンジデイズ 2013年 08月号 [雑誌]